日本、シリアに敗れる

日本U-22代表はシリアに負けてしまいましたね。まあ、あの内容では勝つのは難しいでしょう。シリアだって必死なんですから。

このチームを見て気になったのが、攻撃陣のカードの少なさですね。山崎選手が負傷で退いた後に投入された大迫選手を除くとアタッカーが不在。齋藤学選手は起用されなかった背景を見ると、清武選手等が欠場する事による人数合わせだったようにしか感じませんでした。

清武選手・大津選手・原口選手等が今後招集される可能性はありますが、例えばエスパルスの大前選手であったり、グランパスの金崎選手等、他にも有望なアタッカーはいますし、国内だけでも選手を呼ぶ事は可能でした。

時期が時期だけに新戦力のテストを闇雲にすればいいわけではありませんが、今の現状を踏まえると、アタッカー陣は充実させていた方が良いと感じました。

個人的には山村選手は故障明けでしたので、最初から扇原選手を出すべきだと感じましたが、仮に扇原選手をスタートから使っても状況は変わらなかったでしょう。

まず、ボールポゼッションでシリアを下回り、バックラインが闇雲にクリアをしすぎです。ピッチコンディションが悪く、シンプルなプレーを心掛けた結果なのかもしれませんが、F.デブールばりの高精度のフィードでもない限りあれでは前線に繋がりません。

また、サイドバックのオーバーラップも封じられ、そこから有効なクロスを上げられなかったのも痛かったと思います。

まあ、まだ勝点で並んだだけですので、残り2試合、1点でも多く取る事に尽力してすれば良いだけの話ですが、最終予選を通じて、攻撃にアイデアと迫力が不足していると感じますので、今後は攻撃のバリエーションを増やし、大量得点での勝利を目指してほしいものです。

タグ：五輪予選 サッカー U-23日本代表